腫瘍マーカーの種類と正常値(基準値)

カテゴリ:癌検査

腫瘍マーカーとは

腫瘍マーカーは、腫瘍ができた時に、血液や尿に流入するタンパク質や酵素、ホルモンを調べる事で、癌の可能性を調べる検査です。
但し、高い値がでたからと言って、必ずしも腫瘍が存在する、あるいは低い値でも腫瘍が存在しないとは断定できません。
また、腫瘍が悪性か良性かも判断できません。
特に初期の癌では値は高くならず、高い値になる場合、すでに癌が進行している可能性があり、癌の早期発見はあまり期待できません。
そのため、癌の補助的な検査に過ぎず、一般的には悪性腫瘍の治療効果を判定するために使用されています。

CEA

消化器系腫瘍の指標です。
主に大腸、胃、肺などの腺癌がある場合に高値になります。

CEA は消化器の粘膜組織にある糖タンパクです。
消化器系腫瘍のある患者の血中に多く存在します。

正常値

5.8 ng/mL 以下

10 ng/mL 以上の場合、大腸癌、胃癌、肺癌、子宮癌が疑われます。
※喫煙、胃潰瘍、糖尿病、高齢者の場合にも高値になる場合があります。

AFP

肝臓腫瘍の指標です。
主に肝癌がある場合に高値になります。

AFP は健康な成人の血液中には存在しませんが、肝臓癌の患者の血中に多く存在します。

正常値

10 ng/mL 以下

100 ng/mL 以上の場合、肝癌が疑われます。
※肝硬変、肝炎、妊娠の場合にも高値になる場合があります。

CA19-9

消化器系腫瘍の指標です。
主に膵臓、胆管、胆嚢などの癌がある場合に高値になります。

CA19-9 は消化管、唾液腺、膵管、胆管、気管支腺、子宮内膜に僅かに存在します。
それらの部位に癌ができると増加し、血中に放出されます。

正常値

0 ~ 37 U/mL

100 U/mL 以上の場合、膵臓癌、胆管癌、胆嚢癌、卵巣癌が疑われます。
※胆石、膵炎、婦人科系疾患の場合も高値になる場合があります。

CA125

婦人科系腫瘍の指標です。
主に卵巣癌がある場合に、高値になります。

CA125 は糖タンパクの一種で、子宮内膜や卵巣嚢胞に僅かに産生されます。
卵巣癌の患者であ大量に産生され、血中にも放出されます。

正常値

37 U/mL 以下

100 U/mL 以上の場合、卵巣癌、子宮癌が疑われます。
※子宮筋腫、子宮内膜症、月経中も高値になる場合があります。

PSA

前立腺腫瘍の指標です。
主に前立腺癌がある場合に、高値になります。

PSA は前立腺の上皮で産生される、前立腺のみに存在する糖タンパクです。
前立腺癌の患者では、大量に産生され、血中に放出されます。

正常値

4.0 ng/mL 以下

10.0 ng/mL 以上の場合、前立腺癌が疑われます。
※前立腺肥大症の場合も高値になる場合があります。

公開日時: 2016年02月05日  11:06:15

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