尿糖と陽性の場合の原因と病気

カテゴリ:糖代謝

尿糖とは

尿糖は糖尿病のスクリーニング検査として、尿中のブドウ糖の量が基準値を超えているかどうかを調べます。
結果は陰性(-)、陽性(+)で表されます。

血液中には一定のブドウ糖が含まれますが、膵臓のβ細胞から分泌されるインスリン(インシュリン)によってエネルギーに分解されます。
しかしインスリンの分泌量が少なかったり、インスリンの効きが悪く血中のブドウ糖濃度が一定の閾値(尿糖排泄閾値:170 mg/dL 以上)を超えると、尿にブドウ糖が流出します。
そのため尿糖排泄閾値によっては実際には糖尿病ではなくても高い値になる場合があり、尿糖だけでは糖尿病か否かの判断は出来ません
そのため、あくまでも後述する腎性糖尿との鑑別のためのスクリーニング検査に用いられます。

腎性糖尿との鑑別

尿糖検査は、糖尿病のスクリーニング検査として、腎性糖尿かどうかを鑑別するために実施します。
腎性糖尿は、上述した尿糖排泄閾値が低いことに起因して尿糖検査が陽性(偽陽性)となる症状です。
たとえ尿糖が陽性であっても血糖値が正常範囲(空腹時血糖値:70~99 mg/dL または、食後2時間血糖:140 mg/dL 未満)であれば糖尿病ではない可能性があり、更なる検査が必要です。

血糖値が高いと良くない理由

血糖値が高い場合、糖は酵素の働きなしでランダムにタンパク質や脂質と結合(糖化反応)する作用が起きます。
この糖化反応は低レベルで分子と細胞の関係を阻害し、過酸化水素などの強い酸化剤を生成します。
これは、多くの臓器に影響を与え、心臓病やアルツハイマー病、癌、末端神経障害、難聴、失明などの疾患を引き起こす可能性があります。

この検査で分かる病気

陽性の場合

陽性の場合、腎性糖尿が疑われますがスクリーニング検査であるため尿糖値だけでは確定診断はできません。

  • 腎性糖尿

公開日時: 2014年08月26日  21:33:43

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