パイナップルなどに含まれるシュウ酸で何故結石ができるの?

カテゴリ:腎尿路系

結石はオステオポンチンがシュウ酸カルシウムを固める事で生成されます。

シュウ酸とは

シュウ酸カルシウムは主にパイナップルや長ねぎ、パセリ等に多く含まれます。
摂取すると舌がピリピリしたり、胃がキリキリするのが特徴です。
シュウ酸カルシウム自体は効能は無く、むしろ劇薬に指定されており、大量に摂取すると死に至る場合もあります。
※もちろんパイナップルを沢山食べた程度では問題ありません。

オステオポンチンとは

オステオポンチンは腎臓内で細胞のシュウ酸カルシウムを無毒化し、結晶化して尿と一緒に排泄させる役割を担っています。
しかし、シュウ酸カルシウムの量が増えると、オステオポンチンも増え、生成される結晶も増えます。
そして尿と一緒に排泄される前に更に結晶化し、結果的に大きな塊(結石)になります。

結石の正体はシュウ酸カルシウムの結晶

シュウ酸カルシウムの結晶は針状をしており、見るからに痛々しい形の結晶です。
この結晶が集まり巨大化したものが尿路に詰まるわけですから痛いのは当然です。

またシュウ酸カルシウムの結晶は相当硬く、ちょっとやそっとでは砕く事はできません。

結石は超音波検査、もしくはX線検査で発見する事ができます。

治療は体の外から衝撃波を与え、粉砕して体外に放出する方法が一般的ですが、もしそれが困難な程に巨大化している場合は尿管にホルミウムヤグレーザーなどを挿入して結石を直接粉砕する手術を行います。

抗酸化作用のある食品で予防

尿路結石の防止策はまず水分を多めに摂る事と、シュウ酸カルシウムが多く含まれる食品を控える事です。

加えて、抗酸化作用のある(抗酸化物質を多く含む)以下のような食品を多めに摂取する事でも抑止効果がある事が確認されています。

  • コーヒー
  • 緑茶
  • 紅茶
  • 緑黄色野菜
  • 海藻
  • キノコ
抗酸化物質にはオステオポンチンの働きを抑える作用があり、シュウ酸カルシウム結晶の結石化を抑止するのです。
シュウ酸カルシウムが生成されても、結石化する前に、つまり小さい内に放出されれば問題ないのです。

公開日時: 2015年05月16日  11:28:50

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